突発性難聴
めまい、耳鳴り、難聴といった症状のため、メニエール病の初めてのめまい発作と似ており鑑別がむずかしい時もありますが、突発性難聴での難聴は高度であり病気をくり返す事はありません。早期の治療がポイントですので早めに病院を受診しましょう。
特徴
ある日突然に起こる片側の耳の難聴(ほとんど聞こえない状態)と耳鳴りで発症し、めまいを伴う場合があります。
早期(1週間以内)に治療を開始すると難聴の回復する可能性が高いと言われています。
原因
原因はわかっていません。
風邪をひいたあとなどに起きることがありウィルス感染が原因ではないかと考えられたり、血管障害が原因ではないかとも考えられています。
治療
ステロイド(内服薬、点滴)や血液循環改善剤、ビタミン剤などの薬物療法が主な治療です。
星状神経節ブロックや設備のある施設では高圧酸素療法なども取り入れられています。
難聴の程度やめまいの有無によっては入院による治療が必要な場合もあります。
治療をしても完全に聴力が回復しない場合や、耳鳴りや耳閉塞感などの不快な症状が残ってしまう場合もあります。